動物実験では、この遺伝子の働きを強めることによって、寿命が２０～３０％延びることが確認されています。
つまり、この遺伝子が、老化を遅らせ、寿命を延ばすキーを握っている事がわかってきました。
すでにテレビでは、平成２３年６月１２日（日）の「ＮＨＫスペシャル」で、このサーチュイン遺伝子の説明や報告が放映されています。
インターネットで、「ＮＨＫスペシャル」や「サーチュイン遺伝子」で検索すると、このことに関する記事などがいっぱい出てきますので、よろしければ調べて見てください。
さらにその説明や報告では、サーチュイン遺伝子の機能を高める“長寿薬”も開発途上にあるとのことです。
そして、そのサプリメント名を、「レスベラトロール」と言います。
レスベラトロールというのは、ポリフェノールの一種で、ぶどうの皮や落花生の種皮、赤ワインに含まれる成分で、天然の抗酸化物質です。
ポリフェノールが、そもそも注目され始めたのは、抗酸化作用に優れているということがきっかけになっています。
ポリフェノールは強力な抗酸化力があり、生活習慣病・ガンや老化の原因と考えられている活性酸素を消去するとされています。
人間は何故老化していくのかは、遺伝的なものも含め様々な要因がありますが、活性酸素によって「酸化」されていく要因が、その中のひとつにあります。
鉄などでもそうですが、酸化とは錆びる事で、これと同じようなことが人間のカラダでも起こります。
また、活性酸素とは、体内に取り込まれエネルギー利用等で燃やされた後に残る酸素の一部で、文字のごとく反応が活性化されている酸素をいいます。
この活性酸素は、体を構成する細胞や遺伝子であるDNAを酸化していき、老化や病気を引き起こす原因となっています。
今までコエンザイムQ10やビタミンEなどの様々な成分が、「アンチエイジング（若返り・老化防止）」に役立つとして話題となってきましたが、レスベラトロールは、これまでの成分とは比べ物にならないくらいアンチエイジングの力に優れています。
